2017/08/26
最近は高齢化社会という事もあって、自分の老後について早くから考えだすなんて事ありませんか?
でも、ひとむかし前は「老後」っていう価値観を持ってる人はいなかったらしいですよ。
で、平均寿命が延びた20年ほど前に、はじめて「老後」っていう価値観が誕生したというから驚きです。
戦前の平均寿命は50歳程度でしたので、戦後生まれた人達は、まさか自分が80歳まで生きるなんて思わなかったでしょうね。
だから、仮に今、定年を迎えたとすると、残された人生は20年以上あります。
意外と途方も無い年数ですよね。
つまり、定年してからの人生が、全体の4分の1を占めているんです。
はたして、この残りの期間を無収入で、年金だけで生活する事が出来るんでしょうか?
僕は無理だと思います。
なぜなら、厚生労働省が試算する一般的なサラリーマンの家庭でもらえる夫婦合算の年金額が、月23万円しか無いからです。
そこから住宅ローンなども引かれる事を考えると、とても生活してはいけません。
では、どうすれば良いのか。
実は方法は2択しかありません。
その方法を説明します。
1つ目の選択肢 一生涯働き続ける
説明するまでもありませんね。
お金が必要なら働けばいいのです。
ですが注意が必要です。
「在職老齢年金制度」というのをご存知でしょうか?
簡単に説明すると、定年後働いて給料をもらいすぎると、もらえる年金が減らされる制度です。
まったく、けしからん制度です。
しかし、一方で「高年齢雇用継続給付」というものがあります。
これは、60歳からの給料がそれ以前に比べて減った場合、それを補助してあげましょう、という制度です。
いったいこの国は何がしたいんでしょうか。
システムに一貫性がありませんよね。
そして、さらに「併給調整」というものがあります。
これは、先ほど説明した「高年齢雇用継続給付」を受け取ると、またも年金が減らされる、という制度です。
とにかく、働けど働けど、働いた分だけ年金が減らされ、さらに給料は定年前に比べ当然少ない。
つまり、老後も働いても、定年前の60%程度の収入しか見込めないと認識しておいた方が良いでしょう。
2つ目の選択肢 定年前にお金を貯めておく
今からお金を貯めておきましょう。
ただし、ただ闇雲に節約すれば良いわけではありません。
特に重要な事が下の3つです。
・定年までの目標額を決める
・住宅ローンの繰上げ返済を考える
・無駄な保険を見直す
この3つを行うだけでも、200万円以上の節約が見込めます。
あとは、家計簿をつけるのもオススメです。
最近は、数多くの節約術の書籍も出版されていますし参考にしても良いかと思います。
節約は早く始めるに越したことはないので、できるだけ早く行動しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
老後の事を考えれば考えるほど、気が重いですよね。
でも、いずれ必ずやってくる未来なのです。
目を背けず、老後と向き合っていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。